NEW!2017 SLINGSHOT CWB etc…

今年も各メーカーのNewボードが発売となりました。

どこのボードが良いとか悪いとか喧々諤々ありますが、趣味の世界なのでちゃんとしたメーカーの製品ならどこでも良いと思いますが、これからウェイクを始めたい、もしくは始めたばかりで、ウェイクそのものが上手くなりたいなら、各ボードメーカーのボードを可能な限り乗り比べてみる事を個人的にはお勧めします。「乗ってみたらイメージと全く違った!」という事もあると思いますし、そもそも乗って楽しい!というのが原点だと思います。

 

 

そこで、2017年も見やすいカタログを供給してくれるSLINGSHOTやCWBの輸入元であるトラスティさんのカタログをアップしてみました。まずは2017SLINGSHOTです。今年のボードはブーツの固定方式がレールからM6ネジに変更になりました。

 

 

 

 

「従来の固定方法にに戻った」とも言えるかもしれませんが、単純に戻ったのではなく、工夫はされています。詳しいウンチクは是非カタログを見て下さい。嬉しいのはスタンス幅を4パターン選べる(3箇所のボードが多い)のと、そのスタンスピッチも細かいというです。

 

 

その他材質の変更で軽くなったり、反発力が上がったりしているようです。グラフィックも全体的にシンプルでクールになりました。ブーツも今年からマジックテープが「グミストラップ」に変更され、これもマジックテープ特有の「ゆるみ」が出なくて良さそうです。マウントも「K9マウントシステム」になり、どこのメーカーでも多かれ少なかれ必ず発生していた「つま先とかかとの浮き」がかなり抑えられる事によって荷重移動した際の反応は良くなるでしょう。

 

 

LIQUIDFORCEも2017年から「4Dビンディング」というシステムが発売されて、同様に「浮き」の問題とブーツとボードの接している面積を減らす事によってボードの「しなり」を妨げにくいという効果も狙っているようです。

 

 

 

その他のメーカーも新技術が採用されていると思いますが、各メーカーさんの展示会にも行けていないので、比較的情報を細かくいただけるSLINGSHOTとLIQUIDFORCEを推しています。HYPERLITEやRONIXももちろん興味がありますが、製品数も多いですし、正直なところ把握しきれていません。

 

 

 

SLINGSHOTはズッキーのような特異なライダーが乗っていたりしてちょっとマニア向け感が強いですが、ルーズな感じを好むスタイルなら面白いボードではないかと思います。変な癖があるボードも少ないと思います。なお、基礎からキッチリやるならLIQUIDFORCEをお勧めしています。なぜなら毎年、製品の詳細データを送ってくれるので、シェイプやライナーをじっくり選んで、論理的に製品を選べるからです。LIQUIDは手元にカタログもあります。ちなみに、LIQUIDFORCEの「CLASSIC」は長年販売されており、安定感のある良いボードだと思い、定価も安いので、これも一度乗ってみる価値のあるボードだと思います。

 

で、CWBです。新製品の事は細かな情報を入手していないので分かりません。ただ、昔からあるシェイプのボードは変な癖も無く、最初のボードとしては良いのではないかと思います。子供やレディースの製品も何種類かありますので、これからウェイクを始められる子供さんや小柄な女性の方にもお勧めしています。

 

 

 

 

 

ラインやベスト、ヘルメットなど。WSやSUPも。

 

 

 

 

 

ボート用のオーディオ「KICKER」やMOOMBAなどの専用艇まで!

 

 

 

 

 

ウェイク歴が長く、日頃からプロが在籍しているようなショップに通われている方には、幼稚な話に聞こえると思いますが、もし初心者の方で身近にアドバイスしてくれる方がいないままウェイク関連の用品などをネットで買おうと思われている方がいらっしゃれば、それはリスキーな買い方かもしれません。最寄の専門店に製品情報や価格も問い合わせてから購入する事をお勧めします。当方も分からない事だらけですが、調べてでもお返事しますし、試乗などされてキッチリ購入されたい場合は試乗ボードのあるショップさんを輸入元に聞いてご案内する事も可能です。

 

 

ウェイクボード用品は外国製が主流ですから、日本国内の正規輸入元は為替リスクや輸入コスト、その他協会のからみもあると思うので、これら正規輸入元から仕入れてユーザーに販売している正規代理店が扱っている「正規品」は生産国(主にアメリカ)での販売価格と比較すると、日本ではそれなりの売価設定がされています。また昨今は「並行輸入物」もネット上に数多く出品されており、これらは「正式な大会で使えない」「買ってすぐの故障についても保証が無い」などのデメリットを除けば単純にやや安価な場合もありますが、並行輸入といえども輸入コストはかかっていますし、売っている人も商売ですので、それなりの価格です。また、上記2つのリスクの他にブーツサイズが合わなかった場合、どうあがいても交換できなかったり、よく見ると同じく正規品の旧モデルセール品と値段が大差なかったりもするので、よほど、「1円でも安く買わないと気がすまない」とか「正規品の在庫が国内で無いので・・・」いう人を除けば、メリットは小さいと思います。(セール品だと正規物でも保証が無かったりはしますが。大会ではほぼ使えると思います。)

 

 

ウェイク用品の中で、特にボードとブーツはまず自分に合っていなければウェイクをするのが、ただの苦痛だったりもしますし、逆にピタッとくれば一気に目の前は明るくなったりもしますので、単純に「グラフィックがカッコいいから」とか「ブーツの色がカワイイので」という選び方ではなく、例えばボード一つにしてみても、形(シェイプ)やライナー(材質)、などで乗り味は大きく変わってきますから、本来はそこにこだわって選んで欲しいと思います。勿論趣味の世界ですから、どんどん買い足していく「収集家」的な楽しみ方や、どんどん買い換える「新しいもん好き」的なスタイルもお金に余裕があれば全くOKだと思いますが、「自分のスタイルにはこれだ!」という物を1セット持っているといないではウェイクライフは大きく違ってくると思います。

 

 

これから寒くなりますが、ウェットやドライスーツを買えば年中楽しめるのもウェイクのスポーツとしての良い所です。とは言え、比較的暖かい高知でも冬になるとウェイクをする人はぐっと減りますが、毎年痛感する事の一つにボートのドライバーとして運転してくれる人も冬は減るという事です。ケーブル(パーク)なら一人で行っても滑る事はできますが、ボートの場合は絶対に一人ではできないのもウェイクの面白さです。ライダーとして本当にウェイクが上手くなりたいと思えば、日頃からボートを運転してくれる人に感謝しないと上達は不可能ですし、自分自身がドライバーでもあり、ライダーでもある場合は、日頃からボートの運転も真心をこ込めてしていないと、ライダー側になった時にきちんと曳いてもらえないでしょう。要するにそういう信頼関係がないと、そのボートは最終的には動かなくなりますし、また仮に動いたとしてもなかなかレベルが上がっていかないのでは・・・というのもウェイク特有の面白さです。

 

 

では、今年の冬も県内外からのアクセスをお待ちしております!